著者
山野 貴史 宮城 司道 樋口 仁美 梅崎 俊郎 中川 尚志
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.206-211, 2010 (Released:2011-09-01)
参考文献数
11

気管内挿管による合併症の一つである披裂軟骨脱臼を診断する上で喉頭ストロボスコピー、喉頭 3D-CT が有用であった。当科での症例は全 6 例すべてが前方脱臼であり、新鮮例では喉頭直達鏡下整復術、陳旧例では音声治療を行うことにより良好な成績を上げることができた。また、受傷後できるだけ早い時期に対応できるように他科医師にも当疾患について積極的な啓蒙が必要と考えた。

言及状況

外部データベース (DOI)

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当科における挿管性披裂軟骨脱臼例の検討 https://t.co/pmHlzOjJW8 “新鮮例…喉頭鉗子、バルーンカテーテルなどを使用した喉頭直達鏡下整復術、頸部からの徒手整復、局麻ファイバースコープ下整復術”“陳旧例…声門閉鎖を強化する目的で喉頭形成術I型・声帯内注入術・披裂軟骨内転術・音声治療”

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