著者
前田 陽平 端山 昌樹 猪原 秀典
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.124, no.6, pp.840-848, 2021-06-20 (Released:2021-07-01)
参考文献数
17

眼窩病変に対する手術は境界領域であり, 眼科 (眼形成外科), 耳鼻咽喉科, 脳神経外科, 形成外科などがかかわる. アプローチもさまざまなものがあるが, 内視鏡は外切開が不要, 内側・後方の操作に強いなどの強みがある. 適応疾患も数多い. それぞれについて概説する. 眼窩病変は非典型的なケースも多く, それぞれの疾患においても個々の症例に対応することが求められる. 手術テクニックもさることながら, まずは手術適応, アプローチについて広く原則を知っておくことで個々の症例にも対応できるようになる.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (21 users, 22 posts, 138 favorites)

耳鼻咽喉科は境界領域が多いのですが、実は眼窩領域もその一つです。眼窩は「眼球の入っている窪み」を意味する言葉ですが、鼻副鼻腔の横なので、眼窩についても耳鼻咽喉科が一定の役割を果たしています。 たとえば内視鏡で鼻から目のほうにアプローチしたりもできます。 https://t.co/jhh5ZM5So5

収集済み URL リスト