著者
飛田 範夫
出版者
社団法人 日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.7-12, 1988-03-31 (Released:2011-07-19)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

日本の伝統的スポーッの1種である蹴鞠は, 中国から7世紀頃に日本に伝来したものと考えられる。当初邸内の庭で鞠を蹴り合うだけであったが, 次第に本格化して「鞠の庭」が定められ, 4隅に懸と呼ばれる桜柳楓松などの樹木を植えるに至っている。造園的に見ると, 懸の仕立には庭園の勇定技法が応用され, 鞠の庭の舗装に関しては, 土と砂あるいは塩を含ませたものをっき固めるなどの工夫がなされていることがわかる。

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【蹴鞠】鞠庭の式木について。リンク先によると、艮の桜は紫宸殿の「左近の桜」に因んで、乾の松は 西日を防ぐためとあるが、樹種に厳密な規定はなかったという。陰陽五行説は関係ないみたい。飛鳥井家の思い付きか? https://t.co/aB4i3DIZfn #fukui

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