著者
丹野 義彦
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
認知行動療法研究 (ISSN:24339075)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.49-57, 2020-05-31 (Released:2020-10-23)
参考文献数
14

国家資格である公認心理師制度が成立し、公認心理師の養成が始まった。公認心理師の養成や国家試験において、認知行動療法やエビデンスベイスト・アプローチが重視されている。日本の公認心理師に認知行動療法を普及させるための課題と方法を議論した。うつ病に対する認知行動療法のメタ分析によると、心理師が実施した認知行動療法は、待機リストや他の心理療法より有意に効果が高かった。日本で行われたうつ病への認知行動療法のメタ分析においても、中程度ないし大きな効果が認められた。公認心理師が行う認知行動療法の一刻も早い保険診療報酬化が望まれる。認知行動療法の養成について良きモデルとなるのは、英国認知行動療法学会によるセラピスト認定基準と、英国政府による心理学的治療アクセス改善政策におけるセラピスト認定基準である。

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【掲載論文】丹野 義彦, 公認心理師における認知行動療法と教育研修, 認知行動療法研究, 2020, 46 巻, 2 号, p. 49-57 https://t.co/3L0gVIRJzw
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