著者
大塚 明子
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.171-181, 2003-09-30 (Released:2019-04-06)

本研究は、17歳の身体醜形障害(BDD)を伴う強迫性障害(OCD)の女性患者に対して、曝露反応妨害法(E/RP)を中心とする認知行動療法(CBT)を行った結果、 CBT開始3か月間で不潔恐怖を主とする強迫観念、強迫行為やBDD症状に改善がみられた事例の報告である。治療においては、治療への動機づけや継続性を高める心理教育、治療意欲を高める課題を設定し、宿題でE/RPを繰り返し、成功体験をセルフモニタリングすることを通して、セルフコントロール力を高めることに重点が置かれた。最後に、本研究の結果をもとに、OCDと生物学的ならびに認知行動学的な共通性が指摘されているBDDに対するCBTの効果について考察した。

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【掲載論文】大塚 明子, 曝露反応妨害法が奏功した身体醜形障害を伴う強迫性障害の一治療例(実践研究,<特集>社会福祉と行動療法), 行動療法研究, 2003, 29 巻, 2 号, p. 171-181 https://t.co/2WlpLnzCC3
【掲載論文】大塚 明子, 曝露反応妨害法が奏功した身体醜形障害を伴う強迫性障害の一治療例(実践研究,<特集>社会福祉と行動療法), 行動療法研究, 2003, 29 巻, 2 号, p. 171-181 https://t.co/2WlpLnzCC3
【掲載論文】大塚 明子, 曝露反応妨害法が奏功した身体醜形障害を伴う強迫性障害の一治療例(実践研究,<特集>社会福祉と行動療法), 行動療法研究, 2003, 29 巻, 2 号, p. 171-181 https://t.co/2WlpLnzCC3
このくらい献身的な心理療法を受ければ強迫性障害も少しは改善するかも。ひとりでは暴露反応妨害を実践するのは困難。何度も挑戦したけれど失敗の連続。徹底的に観察され、改善策を仰ぎ指示されながら取り組まないと… 胃腸の問題もあるので、内科的なアドバイスも欲しい。 https://t.co/xlGjhvlnL3

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