著者
横山 正人 井上 和夫
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.41-48, 1984-02-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
9

本論文は人間の声質感覚に基づく音声の個人性知覚情報の抽出を目的としている. まず, 一対比較法により話者の類似性判断, および音声の嗜好性判断に対する聴覚実験を行っている. 音声資料として13名の話者の発生した単母音 [e] を用いる. 次に声質を表す5つの日常表現語を用いて, 音声の類似性評価実験を行っている. さらに改良ホモモルフィック予測法 (IHPA) を適用し, 音声信号より音響パラメータの抽出を行う.以上の実験結果に基づく相関分析およびMDSによる解析の結果, 次のことが明らかになった. (1) 話者の類似性および音声の嗜好度を判断する場合, ある特定の声質感覚が大きく寄与する. (2) これらの声質情報は, 主にピッチ周波数, および高次フォルマント周波数によって特徴づけられる.

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