著者
道家 瑠見子 村田 光二
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.150-158, 2009 (Released:2009-03-26)
参考文献数
28
被引用文献数
3 2

本研究は,僅差の失敗では予期的後悔が経験後悔よりも過大推測され,インパクト・バイアスが見られることを示したGilbert et al.(2004)の研究を追試し,先行研究と同様の結果を追認した。加えて,本研究では失敗の直後と10分後の2時点で後悔を測定し,後悔の持続時間のインパクト・バイアスについても検討した。参加者は,魅力的な賞品の当たるクイズに参加し,僅差,もしくは大差ではずれた場合の後悔の程度を予測,または報告させた。その際,半数の参加者にはクイズにはずれた直後と10分後の後悔の程度を予期させた。残りの半分の参加者には,直後と10分後に実際に経験した後悔の程度を回答させた。その結果,予想していた通り,クイズにはずれた直後も10分後も僅差条件では,経験後悔よりも予期的後悔の方が程度が大きく,インパクト・バイアスが見られた。他方,大差条件では,経験後悔と予期的後悔の間には差が認められず,インパクト・バイアスが見られなかった。時間経過に伴い,予期的後悔も経験後悔もクイズにはずれた10分後には直後よりも強度が弱まっていた。考察では後悔の持続時間のインパクト・バイアスとそれが消失する条件について議論した。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

【実験社会心理学研究・掲載論文】道家瑠見子・村田光二(2009) 後悔の過大推測:ネガティブ・フィードバック直後と時間経過後の予期的後悔と経験後悔 https://t.co/W1PqrwDDVT
予期的 後悔 先行    後悔の過大推測:ネガティブ・フィードバック直後と 時間経過後の予期的 ...  https://t.co/dewf87N6XS 道家瑠見子 著 - 2009 - 被引用数: 6 - 関連記事 本研究は,僅… https://t.co/haqmzOcvae

収集済み URL リスト