著者
小林 武夫 熊田 政信 石毛 美代子 大森 蕗恵 望月 絢子
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.31-34, 2014 (Released:2014-02-20)
参考文献数
10
被引用文献数
1

歌唱を職業とする者に,歌唱時においてのみ見られる痙攣性発声障害を「歌手の喉頭ジストニア(singer’s laryngeal dystonia)」と名づけた.痙攣性発声障害の一亜形である.通常の会話は問題がない.本症の発症前に過剰な発声訓練を行っていない.4例は第1例(女性31歳)ソプラノ,ポピュラー,第2例(女性28歳)ロック,第3例(男性40歳)バリトン,第4例(男性46歳)バリトンで,第4例のみが外転型痙攣性発声障害で,他の3例は内転型である.内転型は歌唱時に声がつまり,高音の発声障害,声域の短縮,ビブラートの生成が困難となる.外転型では,無声子音に続く母音発声が無声化する.治療は,内転型はボツリヌストキシンの少量頻回の声帯内注射が有効である.外転型では,後筋にボツリヌストキシンを注射する.

言及状況

外部データベース (DOI)

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だいぶ前から、カラオケで(特に特定の声域になると)喉が締まるやうな感じになつて声がうまく出なくなる(最近はマシになつてきた)んだけど、これかもしれぬ……。 局所性ジストニア - Wikipedia… https://t.co/MHww2SID05
今日思ったのは… 通常時は問題ないのに、ある局面のみ筋肉が意図せず動くのを「ジストニア」といい、楽器やる人に見られるのは知っていたんだけど、歌やる人にも声が出にくくなったりしてあるらしい。症例少ないみたいだけど。https://t.co/Bcbd0R6Lm5
1 1 https://t.co/Bp1AvHvPmM
歌手の喉頭ジストニア。局所性ジストニアに一種で、通常の会話は問題ないのに、歌うと喉が意思とは別の筋肉収縮をして、思い通りに歌えなくなる神経疾患。未だに、発症する原因や効果的な治療法は確立されてない。 https://t.co/NYuYlAoZv8

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