著者
岡田 宏基
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.991-1000, 2014-11-01 (Released:2017-08-01)

日常臨床で一般医を悩ませるのが,医学的に説明できない愁訴や症状である.わが国ではかつて不定愁訴と呼ばれていたが,国際的には近年MUS(medically unexplained symptoms)と表現されるようになった.これらのうち,機能的症状という側面からFSS(functional somatic syndromes)という概念も使われる.しかし,わが国ではこれらの概念の浸透はいまだ不十分である.DSM-IVでの身体表現性障害は精神科的病名であり,心身相関を中心に据えたわが国の「心身症」とはまた別の概念である.これらの概念の中では,MUSが症候単位の概念であるため最も広い病態を含んでおり,FSSと身体表現性障害も含んでいる.本稿では「心身症」を含めたこれら概念の整理を試み,またこれらの患者が多くの一般医を悩ませている欧州で開発された,一般医向けの対応トレーニングプログラムについても概説する.

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◎今朝のClubhouse のレジメ◎(#心療内科) ・心身症は機能的心身症と器質的心身症がある! ・FSS・MUSという概念との違い ・身体症状症との違い… https://t.co/j8SfcpxO1f #心身症のエッセンス #早起きは三文の得 (毎朝6時配信) https://t.co/eM0Jf0QHDt
心身症と、機能性疾患や器質性疾患の関係や、 精神疾患の身体症状症や身体表現性障害(この二つも厳密には全然違う)との違いや関係も、簡単には理解しがたいですね。 これは分かりやすい図ですが、分かり易すぎて、ちょっと僕的には意見が違う点もあります。 https://t.co/CK5eiTF4xL
個人的には2014年の岡田先生の論文の図表が分かりやすいと思っています。 https://t.co/j8SfcpxO1f https://t.co/9AmGAVnxPh

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