著者
村上 佳津美
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.27-38, 2017 (Released:2017-01-01)
参考文献数
10
被引用文献数
2

注意欠如・多動症 (attention deficit hyperactivity disorder : ADHD) は, 多動性, 衝動性, 不注意の3主徴とする疾患である. 診断はDSM-5に基づき, 前述の3主徴の項目で行われる. しかし, 3主徴とも年代により症状が大きく異なるため, 診断においては年代の考慮も必要である. 鑑別診断においては特に自閉症スペクトラム症との鑑別が重要で, 困難である. 治療, 支援においては環境調整, 親への心理社会的治療, 子どもへの心理社会的治療, 学校などの関連専門機関との連携という4領域を組み合わせた心理社会的治療が優先され, 必要に応じて薬物療法を行う. 薬物はメチルフェニデート徐放剤, atomoxetineを使用するが, 適応は慎重に行う.

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これ育ちの問題とは他所に、adhdにみられる些細なことで異常なまでに感情的になる症状の可能性が考えられるから早めに診断してもらえるといいな https://t.co/7UrTVovezX https://t.co/Uu5h8ft6v2 https://t.co/VasRW7sGQQ
「ADHDと言えばまず微細脳損傷(MBD)から始まって、主要症候が存在すれば多動障害とみなした、というのが一連の流れだ」という辺りから始めて、ようやくADHDの理解とか言えるのでは。 #ADHD診断 https://t.co/5dMTFDnqsn
この文献引用させてもらうけどDSM-5って言う米国精神医学会が定めた診断基準があるんだけど、それが当てはまるか?当てはまったら別の疾患の要因ではないかって消去法で決めるんだよね。だから診断が難しい言われてる。 https://t.co/HNAzNr00Ce
最近読んだADHDに関する文献で最も読みやすくまとまっていたものです。読んでみてください。 心身医学 特集/心身医学の臨床における発達障害特性の理解 注意欠如・多動症 (ADHD) 特性の理解 https://t.co/oZmcOj562K #ADHD #発達障害
https://t.co/rGUONmqJpx
「出生前の要因として、母親の妊娠中の生活様式がADHDと関係しており、特に母親の喫煙に関するエビデンスが最も強く、喫煙とADHDには用量反応的な関係が存在しているとの報告がある。コカインへの曝露や妊娠中の母親のストレスがADHDと関係するといわれている」 知らなかった https://t.co/O84h6LDsHa
最近よく接する患者さんのベースにADHDがありそう。 https://t.co/QyPiEpuwmd
2000年の資料ではエピネフリン(現アドレナリン)とドーパミンの不足って言われてたけど、今はノルアドレナリン・ドーパミン不足説の方が多いな。 https://t.co/F4mADeabXm

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