著者
富岡 光直
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.57, no.10, pp.1025-1031, 2017 (Released:2017-10-01)
参考文献数
8

ストレス関連疾患あるいは心身症では, 心理社会的要因により否定的な情動や身体的緊張が持続するため, 持続, 増悪するメカニズムが存在する. リラクセーション法はストレス刺激による心理・生理的反応を緩和・緩衝する技法である. 広義には心身医学領域で用いられている心理療法全般が含まれることになるが, ここでは身体的緊張を改善する目的で用いられている技法に焦点を絞る.心身医学領域で用いられている主な技法には, 漸進的筋弛緩法, 自律訓練法, バイオフィードバック法, 呼吸法などがある. これらの技法がストレス関連疾患の治療に用いられる場合には, リラックス状態を得ることに加え, 心身の状態への気づきを高めること, セルフコントロール力を身につけること, 再発を防止することまでを視野に入れて指導が行われる (松岡, 2006).講習会では, 代表的な技法の概略を示し, 治療の中でどのように用いられているのかを解説した.

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ちなみにリラクセーション法は、心療内科で心身症にたいしては使わないというわけではなく、三大心身医学療法である自律訓練法を始めとして、漸進的筋弛緩法、バイオフィードバック法、呼吸法など様々使います。 (エビデンスが高くないというだけで) https://t.co/vTSYLmODnY https://t.co/NOd98wNl8d
https://t.co/wbtBEbywIr

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編集者: Hmcpdemh
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