著者
吉川 徹
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.429-435, 2019 (Released:2019-07-01)
参考文献数
5

近年, 発達障害のある成人に対する就労支援のニーズが飛躍的に高まっている. しかし彼らの就労支援において, どのような支援が必要とされているかという点については, いまだ十分なコンセンサスが得られていない. 自閉スペクトラム症においては, 社会的動機づけの障害が中心的な役割を果たしていると考えられるようになってきている. また注意欠如・多動症においても遅延報酬障害が実行機能障害と並んで, 重要な役割を果たしていると考えられている. 本稿では成人発達障害者への就労支援の領域における, 動機づけの支援の必要性について考察する.

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社会的動機づけの観点から就労支援を語る論文. 発達障害者の一部は,仕事を生活費を得るための手段とはあまり考えず,仕事ワールドに没入する傾向もある.理念としての価値は「べき」思考となって顕在化するが,柔軟性が大事よね >大人の発達障害の就労支援(吉川徹) https://t.co/fuerqJuXE4

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