著者
小田 裕
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.523-533, 2010 (Released:2010-10-28)
参考文献数
22

長時間作用型局所麻酔薬による難治性の心毒性に対しては,有効な治療法がないとされてきた.脂肪乳剤がブピバカインによる心停止からの蘇生に有効であることが動物実験で示されて以来,臨床症例においてもその有用性が示されつつある.海外のガイドラインにおいては,“20%イントラリピッド1.5ml/kg bolus投与後,0.25ml/kg/minで持続投与”が治療法として推奨されている.局所麻酔薬中毒に対して使用した脂肪乳剤による副作用は報告されていないが,多量の向精神薬による意識障害,心停止に対して使用した症例で,呼吸器系合併症が生じたことが報告されており,その使用に際しては注意を要する.

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