著者
小原 伸樹
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.719-727, 2013 (Released:2013-11-09)
参考文献数
17
被引用文献数
1

肥満は静脈麻酔薬の薬物動態を変化させるため,麻酔科医は薬物動態に関する基本的な考え方を理解して麻酔薬の投与計画を行う必要がある.肥満患者への利用を想定せずに作成されたPKモデルを用いたシミュレーションやTCI投与の結果は不正確になりうる.最近,肥満患者のために従来のものから修正された,または“アロメトリックスケーリング”や“3/4ルール”を応用した新しい薬物動態モデルが発表されており,シミュレーションに用いて麻酔薬投与量を決定する場合の参考になる.

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@fumiMed @nao_01_ 体重比例で用量が極端に大きくなる場合に、こうした考え方を医師と協議することがあります。本当は薬ごとに血中濃度をみた方がいいんでしょうけれど。この報告のレミフェンタニルのように。https://t.co/RJ01NxQfQX 突然長々失礼しました

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