著者
髙橋 伸二
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.603-607, 2019-09-15 (Released:2019-10-29)
参考文献数
22

プロポフォールは全身麻酔や集中治療に広く使用されている注目すべき麻酔薬である.プロポフォール注入症候群(propofol infusion syndrome:PRIS)は高用量プロポフォール注入に関連するまれな合併症であるが,それは致命的となる.さらに,PRISのメカニズムはまだ不明であり,効果的な治療法はない.PRISは通常,長期間にわたって大量のプロポフォールを投与した場合に発生するが,最近の症例報告では,低用量のプロポフォール注入による発生も報告されている.われわれは,PRISに関する知識を増やす必要がある.

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#ヒゲジャーナル プロポフォール使用後のPRISは小児、頭部外傷、カテコラミンなどがリスクとなり、致死的不整脈、代謝性アシドーシス、心不全、横紋筋融解、電解質異常が出現し致死的となる。 小児にプロポフォールは使用してはいけないhttps://t.co/89UwdAasQK

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