著者
大竹 文雄 小原 美紀
出版者
日本犯罪社会学会
雑誌
犯罪社会学研究 (ISSN:0386460X)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.54-71, 2010-10-01 (Released:2017-03-30)
被引用文献数
1

本稿では,失業率が犯罪の発生率に与える影響を,1976年から2008年の時系列データおよび,1975年から2005年までの5年毎の都道府県別パネルデータを用いて実証的に分析する.時系列データを用いた犯罪の発生率は,失業率が上昇すると上昇し,人口あたり警察官数が増えると減る.しかしながらこの関係は犯罪種別で異なる.県別パネルデータを用いた分析でも類似の傾向が確認されるが,失業率の上昇よりも貧困率の上昇が犯罪発生率を高める影響が大きいことが分かる.両データを用いた分析により,犯罪の発生率が,犯罪の機会費用と密接な関係をもつ労働市場の状況や所得状況,警察などの犯罪抑止力と整合的な関係にあることが示された.

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このままコロナ禍による影響で貧困率が増えれば、犯罪の発生率も相対的に高まるので集団ストーカーや多くの禍々しい現象が現在より一層増えるかもしれないので、どうぞ皆様お気をつけ下さい。現在の状況が直ちにではなく、おおよそ半年後に反映されるという見方もあります。 https://t.co/AaDcF3Sur0
読んでないけど笑、やっぱり関係ありそうだ。 J-STAGE Articles - 失業率と犯罪発生率の関係 (課題研究 貧困と犯罪・非行) https://t.co/8WcoXYRq2Z
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