著者
鈴木 健治 髙橋 啓治 芳賀 みのり 久保田 美央
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.70, no.5, pp.266-272, 2020-05-01 (Released:2020-05-01)

優れた知的資産を持つ日本企業が,世界に新たな市場を創り出すイノベーションを起こすために,何ができるだろうか。本研究では,イノベーションを持続的に生み出す海外企業の市場情報と同社の知的財産の因果関係が分析的に調べられた。その結果,まず,市場シェアに知財情報を関連づけて,5つの図に描く市場情報駆動型の新しい分析方法が確立された。この5つの図は,企業の市場シェア構築への知的財産の影響を明確にするため,経営デザインシート作成の補助ツールとしても有用である。続いて,この市場情報駆動型の分析方法により,日本企業がイノベーティブな組織に変わるための6つの質問が提案された。

言及状況

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@yuruo_60324 わたし共著者とこういうのを書きました。ご参考まで。 https://t.co/P2yDahDYmr
もう少し調査レベルでどうしたらよいかは、以前こちらに書いた。市場規模やシェアを先に調べて、そこに知財情報を当てはめていくと良い。 https://t.co/w4a1SfR2Y2
東証はIPランドスケープとはいっておらず、経営デザインシートと人的資本のISO30414に言及している。 https://t.co/NzYUFVd3fZ 知財情報から出発するIPランドスケープがなぜダメで、経営デザインシートなのかは、要するに、市場から逆算すべきだから。 https://t.co/njzV4TeAUy https://t.co/gebm09na0N
こっちの私の論文では、知財から出発する発想の範囲のIPランドスケープのような既存の調査ではなく、市場規模などの市場情報をあつめて、そこにあわせるように知財情報を絞っていく手法を提案した。 https://t.co/P2yDahlP8j
会誌「情報の科学と技術」2020年5月号 3i研究会報告:市場シェアに知的財産情報を関連づけるイノベーションのための分析方法…3i研究会 第6期東京Aグループ https://t.co/8uyoloMTkp

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