著者
永井 修 中村 浩之
出版者
The Japan Landslide Society
雑誌
地すべり (ISSN:02852926)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.20-29_1, 2000-09-15 (Released:2010-06-28)
参考文献数
17
被引用文献数
2 3

山梨県南西部に位置する “七面山大崩れ” は安政の東海地震 (1854) で大崩壊したという説が一般的であったが, 今回七面山と関連の深い日蓮宗久遠寺の古文書や文献を精査の結果, “七面山大崩れ” は1600年代には既に崩壊してきたことが明らかとなった。また “七面山大崩れ” は過去に発生した幾度かの地震や毎年の削剥を経て現在の地形に至ったものであり, 一度の地震をひきがねとした大規模崩壊ではない。特に毎年の削剥量は冬季における凍結融解によるものが大半であり, 七面山における特異な地形, 地質と南向き斜面の微気候が崩壊の拡大に影響している。

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というか「七面山大崩れ」とかいうまた面白そうなのを見つけてしまった… https://t.co/ujWnEbDe5B
七面山の崩壊部分は、安政の東海地震で出来たと言われていたが、古文書調査の結果、それより昔から徐々に崩壊してきた事が明らかとなった。 RT “七面山大崩れ”崩壊の履歴とその拡大に関する研究 https://t.co/pmt7IHaciG
2 2 https://t.co/zoOFt6Qo6e
“七面山大崩れ” 崩壊の履歴とその拡大に関する研究(永井・中村2010地すべり学会誌) https://t.co/MxdnuuEYWU

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編集者: Batholith
2019-09-12 11:54:25 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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