著者
河西 理恵
出版者
日本徒手理学療法学会
雑誌
徒手理学療法 (ISSN:13469223)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.15-19, 2019 (Released:2019-04-22)
参考文献数
6

徒手理学療法教育のグロ-バルスタンダードであるIFOMPT(International Federation of Orthopaedic Manipulative Physical Therapists)の教育戦略の特長は,高い教育目標の設定と目標達成のための最適なカリキュラム,および学習成果の評価方法まで一貫した基準を設けたこと,そして,これらの基準を遵守しているかを確認 するための定期的なモニタリングの実施により,IFOMPT が承認した教育機関であれば世界中どこでも一定で高水準の教育を受けられるシステムを確立したことである。また,近年,エビデンス重視の臨床実践が定着したことで, 現在の専門徒手理学療法士(OMPT)には実技能力だけでなく,臨床実践におけるエビデンスの批判的評価能力や高度なクリニカルリーズニング能力,研究論文を批判的に解釈し臨床応用できる能力など,EBP の実践に不可欠な さまざまな能力が求められている。

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もし徒手理学療法やOMPTという資格, それを発行するIFOMPTについて知りたい方がいらっしゃれば, 約2年前のものですが河西理恵先生が執筆された「徒手理学療法教育の現状と課題」がとても読みやすいです. IFOMPTの教育基準についても大枠で理解することができます https://t.co/5xSwDHnBQk

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