著者
林 隆之 山下 泰弘
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.665-679, 2011 (Released:2011-03-01)
参考文献数
7
被引用文献数
2

大学評価の制度化,組織単位の競争的資金の増加,大学の機能別分化など,大学が組織として研究活動の自己分析を行い,戦略を形成していくことが求められる状況が増している。本稿では,まず国立大学評価の方法を概観し,大学における研究活動の自己分析にどのような能力が必要となっているかを説明する。その上で,ビブリオメトリクス手法を用いて,国立大学の法人化以降の日本の大学の状況を生産性や集中度の状況から分析する。さらに,研究分野の多様性を実現している構造や学内での研究重点化の状況を事例的に分析することを通じて,各大学で求められる自己分析の視点を検討する。

言及状況

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「国立大学の法人化が2004年に行われた。そのきっかけは,高等教育政策よりは,行財政改革の中で公務員の定数削減を達成するための一方法であった。しかし,法人化以降,学長の権限強化や,6年間の目標・計画の策定と定期的な評価の導入など,国立大学の運営は大きく変化した。一方で,国から国立大学へ配分される運営費交付金は毎年減少しており,確実に財政を圧迫している。」 大学(というか、国の学術文化に対する)の ...

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林 隆之, 山下 泰弘. “ビブリオメトリクスを用いた大学の研究活動の自己分析”. 情報管理. Vol. 53, No. 12, (2011), 665-679

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メモ : https://t.co/vUFh7TrewI ビブリオメトリクスを用いた大学の研究活動の自己分析

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