著者
樋口 知之
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.2-11, 2013-04-01 (Released:2013-04-01)
参考文献数
10
被引用文献数
3 5

ビッグデータの活用によりイノベーションを引き起こすことが産業界からアカデミアまで幅広く期待されている一方,その成功の鍵となる人材の不足についてはあまり真剣に議論されていない。データ・サイエンティストと呼ぶ,統計学や機械学習の高度な知識と,ビッグデータの取り扱いに関する十分なスキルを持った人材の養成は焦眉の急である。すでに産業界においては優秀な人材の争奪戦が相当激しいものとなっている。国際的競争力の維持の観点から日本の人材育成上の問題点を指摘するとともに,アメリカで始まった新しいポスドク・インターンシップ制度を紹介し,データ・サイエンティストを増やす方策を考えてみる。

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[データ分析][ビッグデータ] 「データ・サイエンティストがビッグデータで私たちの未来を創る」
[science][Bigdata][training]

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@hshimodaira 樋口さんはこの問題はご指摘されておいででした https://t.co/JokM86pmiv 3章以降
@AntiBayesian McKinseyの有名な2011年のレポートでは,元から data-savvy manager,deep analytical talent,supporting technology personnel と分けていますが,日本に伝わったときには真ん中の人だけいればいいことになってて,なんでそうなったのか謎です. https://t.co/JokM86Gpkv
@TJO_datasci もとのマッキンゼーリポートだと (1) 基盤データ管理+デプロイ=supporting technology personnel (2) ML/stat + モデルプログラミング=deep analytical talent (3) ビジネス適用=data savvy manager https://t.co/UxU5pMke82 の1.2節 https://t.co/0Nv5ddQUZg
@teramonagi 著名なマッキンゼーのレポートに data-savvy manager や supporting technology personnel が必要とあるのはどうでしょう? https://t.co/42xvB9OiDf 日本語では,コンサルさんの資料にはなくて,官公庁の資料にちょっと見つかるだけ https://t.co/tPdO6CJ5LN ITjinzai_report_5.pdf
樋口知之. (2013). 「データ・サイエンティストがビッグデータで私たちの未来を創る」. 『情報管理』. Vol. 56. No. 1. 2-11. https://t.co/kM9KwzYYqa
データ・サイエンティストがビッグデータで私たちの未来を創る https://t.co/7p5XYqey5s http://t.co/exF1UCCd7J
アメリカで始まった新しいポスドク・インターンシップ制度の紹介とデータ・サイエンティストを増やす方策への考察☆|データ・サイエンティストがビッグデータで私たちの未来を創る http://t.co/RZ8etk6KcR
アメリカで始まった新しいポスドク・インターンシップ制度の紹介とデータ・サイエンティストを増やす方策への考察☆|データ・サイエンティストがビッグデータで私たちの未来を創る http://t.co/4weEPD0JIN

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