著者
青木 千帆子 小高 公聡 丸山 信人
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.315-321, 2016-08-01 (Released:2016-08-01)
参考文献数
8

出版社,電子書籍ビューアー開発者,電子書籍ストア,読書障害者による一連の関係者会議を開催し,読書障害者による使用に関して課題が残されている電子書籍ビューアーに焦点を当てて議論をした。本稿はその成果報告書である。会議における議論から,ビューアーに実装や対応が求められる最も優先度の高い要素として,(1)音声読み上げ機能(TTS)の有効化,(2)TTSによる購入,(3)TTSによる書棚操作,(4)表示されている順にTTSで読む,(5)TTSで文字ごとに読む,(6)TTSによる読む位置の指定,の6項目を示した。また,電子書籍のアクセシビリティを総体的に実現するための提案として,1)アクセシビリティに関する方針を設けること,2)アクセシビリティに関する対応状況を示すこと,そして,3)アクセシビリティについて考える担当の人を設けること,を挙げた。

言及状況

外部データベース (DOI)

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科学技術振興機構発行の「情報管理 Vol. 59 No. 5」に掲載された報告書。主要8社の電子書籍ビューアーなどの評価結果を紹介。 電子書籍ビューアーのアクセシビリティ機能:関係者会議における議論の報告 - J-STAGE https://t.co/ka53hRBaQn
電子書籍ビューアーのアクセシビリティ機能:関係者会議における議論の報告 https://t.co/1uog5iEvyU
「情報管理」2016年8月号 電子書籍ビューアーのアクセシビリティ機能:関係者会議における議論の報告 出版社、開発者、電子書籍ストア、読書障害者による会議の議論の報告。ビューアーに実装や対応が求められる優先度の高い6項目を示します https://t.co/MN18TJBHl6

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