著者
吉原 博幸
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.60, no.11, pp.767-778, 2018-02-01 (Released:2018-02-01)
参考文献数
8

EHR(Electronic Health Record)の始まりは1995年の医療情報共通規格(MML: Medical Markup Language)の検討開始にさかのぼることができる。2001年に,MMLをデータベース構造としたEHRが開発され,熊本,宮崎,東京,京都へ拡大していった(Dolphin Project)。その後,国家レベルでの医療情報管理の必要性が認識され,医療情報の2次利用のニーズとも相まって,2015年にDolphin Projectの国レベル版である「千年カルテプロジェクト」が始まった。2018年度までの4年間で接続病院を十分に増やし,2019年度から始まる医療情報の2次利用に備える。2次利用の収益による補助金に依存しないEHR部門も含めた独立採算を目指している。

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@ISKGww @nogami44 https://t.co/DfSzuDiHEs これにも書いてありましたけど、国が金出さずにほぼ民間任せにしちゃったらバラバラになっちゃいますよねー 時間かけて寄せていくとは思うんですけど...
千年カルテプロジェクト:本格的日本版EHRと医療データの2次利用に向けて https://t.co/DtADpghJFl
https://t.co/qxwaFxvyUS メモ
「情報管理」2018年2月号 千年カルテプロジェクト:本格的日本版EHRと医療データの二次利用に向けて 病院由来の電子カルテデータを中心とした医療情報を国レベルで管理・活用するためのプロジェクト。歴史と内容、今後について解説する https://t.co/Lx0E7wKWtx https://t.co/eTZaO4Clkp

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