著者
片岡 聡子 畑田 早苗 宮本 謙三
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.285-293, 2019-06-15 (Released:2019-06-15)
参考文献数
14

育児中・非育児中および男女を4群に分けて比較することにより,育児中の作業療法士(以下,OT)の生涯学習の現状と課題を明らかにする目的で,高知県作業療法士会所属のOTを対象に,私生活や生涯学習についてアンケート調査を行った.結果,育児中の女性OTは他のOTと同程度に生涯学習への関心があるにもかかわらず,生涯学習の機会への参加と,それに対する満足度は有意に低い状況が明らかとなった.育児中のOTが生涯学習の機会への参加に必要な要素として,本人の意欲,家族の理解や協力,時間の工面など,自助努力に依存するものが挙げられた.自助努力だけでなく,育児中のOTを取り巻く環境的側面からの支援の必要性が示唆された.

言及状況

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後で読む。 J-STAGE Articles - 育児中の作業療法士の生涯学習の実態と課題に関する調査 https://t.co/SWWw94Ltpr
【育児中の作業療法士の生涯学習について】 ☑︎育児中の女性 OT は他の OT と比較して同程度に生涯学習への関心がある☑︎しかし、生涯学習の機会への参加が満足に叶えられていない ☑︎ 生涯学習を継続するには本人の意欲、時間的ゆとり、配偶者の理解と協力などが必要 https://t.co/HorkU2jnsY

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