著者
常深 志子 近藤 健 藤原 香子 中野 美佐
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.250-256, 2023-04-15 (Released:2023-04-15)
参考文献数
20

急性期病院での認知症ケアチームにおける作業療法実践を検討した.認知機能低下を伴う運動器疾患術後の高齢者16名を調査した結果,認知機能改善はMini Mental State Examination-Japaneseではなく,Functional Independence Measure(以下,FIM)cognitiveに認められた.また,FIM motorに改善を認め,行動・心理症状,せん妄,向精神薬内服,テープ付き紙おむつの使用数,身体拘束使用数は減少した.作業療法士の認知症ケアチームへの関わりは,急性期医療における高齢者ケアに役立つことが示唆された.

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J-STAGE Articles - 認知機能低下を伴う高齢者に対する,急性期病院での認知症ケアチームにおける作業療法実践の検討 https://t.co/lRE4gPuuep 共著の論文を早速授業でしました。用途は、論文のはじめにや考察がどのように構成されているかをレクチャーすることです。#作業療法
https://t.co/lRE4gPuuep 作業療法が病棟で汎化されるためには、それを統合するような組織が必要であることを示唆しました。その成果としては、認知機能はMMSEではなくFIM認知(社会的認知機能)が改善されやすいかもしれません。 #作業療法、#認知症ケアチーム

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