著者
渡部 喬之 佐野 太基 牧野 亜由美 酒井 健 川崎 恵吉
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.788-793, 2023-12-15 (Released:2023-12-15)
参考文献数
17

今回,フォーカルジストニアに罹患したプロピアニストの女性を担当した.事例は40歳代右利きの女性で,国内でのコンサート活動を主に行うプロピアニストである.演奏時の手の様子は,徐々に右の中指と環指が屈曲傾向となり,代償指として示指,小指の過伸展を認め,演奏継続が困難であった.代償指の過伸展予防,ジストニア指の固定を目的としたスプリントを作成し,段階的にスプリント装着下での演奏練習を継続した結果,介入123日目にはほぼ正常な演奏が可能となった.スプリント療法を行うことで代償指の過度な収縮を抑制し,求心路への適切な感覚入力を繰り返したことが効果的であったと考える.

言及状況

外部データベース (DOI)

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『作業療法』2023 年 42 巻 6 号 p. 788-793 [実践報告]フォーカルジストニアに罹患したプロピアニストに対するスプリント療法の実践 https://t.co/5HHfDMUlBc
『作業療法』にピアノフォーカルジストニアへのスプリント療法の実践報告 J-STAGE Articles - フォーカルジストニアに罹患したプロピアニストに対するスプリント療法の実践 https://t.co/riybJTL5hH https://t.co/vPe1RUu3jj
『作業療法』にフォーカルジストニア研究がでましたね…スプリント療法か… J-STAGE Articles - フォーカルジストニアに罹患したプロピアニストに対するスプリント療法の実践 https://t.co/riybJTL5hH https://t.co/ACbS2wYlg9

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