著者
木内 利郎 冨山 栄輔 岡田 紘一 向井 雅俊 中山 治郎 今津 哲央 三宅 修 清原 久和
出版者
一般社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.106, no.1, pp.12-17, 2015-01-20 (Released:2016-01-20)
参考文献数
14
被引用文献数
1

今回我々は前立腺全摘除術における切除断端陽性症例となる予測因子および,切除断端陽性症例においてPSA非再発生存率に寄与する因子について検討した.対象は2009年4月~2012年12月までに当科で前立腺全摘除術を施行した症例のうち,術後6カ月以上の経過観察が可能であった症例で,術前内分泌療法を施行した症例,pN1症例を除いた182例を対象とした.切除断端陽性を65例に認めた.切除断端陽性となる予測因子は多変量解析で,前立腺容積<40 cm3,生検陽性本数≧25%,BMI≧25.0であった.また切除断端陽性症例のうち,PSA nadir≧0.02 ng/mlまたはpT3の症例ではPSA非再発生存率が有意に低かった.

言及状況

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