著者
小方 武雄
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D2(土木史) (ISSN:21856532)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.61-71, 2013 (Released:2013-05-20)
参考文献数
9

7世紀後半~11世紀初頭にかけて,律令体制の整備に伴い駅伝制が行われ,駅路が全国展開することとなる.神奈川の地においても,駅路が整備されたが,具体的に何処を通っていたかについては従来様々な説がある.今回はそれらの視点に加え,古墳や地域の豪族,「延喜式」に掲載された式内社,直線道路のさらなる活用などの視点を加えて検討を行い,各時代における駅路のルートを求めた.ルートの検討に当たっては明治迅速図を使用したが,この地図には等高線が細かく入っているので縦断の比較も行うことが出来た.さらに,駅家の位置についても比定を行い,駅家間の距離について調査を行ってその妥当性について検討を行った.他の府県において,駅路のルートがはっきりしていないものがある場合には,今回のような視点が参考になればと思う.

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中原街道を知る上で重要なポイントがこの論文に書いてある ・矢倉沢往還より海側にあるのにアップダウンは断然中原街道のほうが激しいということ この論文も中原街道を古代の官道としたい感覚が強いのはわかるんだけど用途を考えると無理がある https://t.co/7QyOnB1JQB
へ~!こんな論文あるんだ! 面白そうだし時間あるときに読も~ https://t.co/EwfJsIFy2t
古代東海道の変遷をまとめた論文には「海老名の国府の災害(878年の地震)と重なって国府が平塚へ移転し,駅路の変更により寒川神社が駅路の沿線に属すようになった」とあった 小方 武雄「神奈川における駅路に関する一考察」 https://t.co/LggPNIHcoA 土木学会論文集ってこういうのも載ってんのか https://t.co/DVcBHaxwDq
「箕輪駅跡」at 笠窪, 伊勢原市 この道もちょっと調べてみよ _φ(・_・ https://t.co/avWEUPQR08 https://t.co/KFKKIVbxhk

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