著者
中山 岳彦 斉藤 成彦 佐藤 賢之介
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.3, pp.22-00258, 2023 (Released:2023-03-20)
参考文献数
12

RC部材の接合部は鉄筋が過密配置となり,その干渉から生産性を低下させる原因となっている.橋脚フーチングと杭基礎との部材接合部においては,フーチング下面鉄筋と杭基礎鉛直方向鉄筋の干渉がしばしば生じる.しかしながら,その破壊挙動は複雑であるため,詳細検討がなされず鉄筋干渉の改善がないのが現状である.そこで本論文では,杭基礎フーチングのせん断破壊挙動を明らかにするために,剛体バネモデルを用いて非線形数値解析を行った.実験試験体との比較により解析の妥当性を示したうえで,せん断破壊挙動の詳細な考察を行い,フーチング下面の鉄筋配置の影響について検討を行った.さらに杭が多列配置されるような実構造物スケールの杭基礎フーチングについて解析を行い,鉄筋干渉を避け生産性が改善できる配筋の可能性を示した.

言及状況

外部データベース (DOI)

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【土木学会論文集・新着】79 巻 (2023) 3号 せん断力を受ける杭基礎フーチングの耐荷挙動に関する解析的研究 ”RC部材の接合部は鉄筋が過密配置となり,その干渉から生産性を低下させる原因となっている.橋脚フーチングと杭基礎との部材接合部に・・・” #建設材料 #構造 https://t.co/RvBDscVTqz

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