著者
西堀 泰英 嚴 先鏞
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.22-00193, 2023 (Released:2023-06-20)
参考文献数
29

本研究は,COVID-19感染拡大による商業集積地の滞在人口の変化とその影響要因を明らかにすることを目的とする.交通ビッグデータを含む各種データを用いて21都市の商業集積地を滞在人口の時系列的な変化傾向により分類し,商業集積地と居住地との位置関係に着目した分析や,産業構成の影響を分析した.本研究の主な成果は次のとおりである.1)商業集積地が所在する区(以下,同区)または隣接市区町村からの滞在人口は増加する一方,県外のように遠方からの滞在人口は大きく減少している.2)感染拡大後に滞在人口が増加した地区では,同区だけでなく隣接する区からの滞在人口も増加している.3)東京や京阪神の都市圏では医療等の生活を支えるサービスが多いと滞在人口が増加する傾向にあるが,地方中枢や地方中核の都市圏では同様の傾向は認められない.

言及状況

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【土木学会論文集・新着】79 巻 (2023) 6号 ”本研究は,COVID-19感染拡大による商業集積地の滞在人口の変化とその影響要因を・・・” #土木計画学 新型コロナウィルス感染拡大前後の商業集積地滞在人口の変化とその要因分析 ~居住地との位置関係と産業構成に着目して~ https://t.co/LIn4HOYZIJ

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