- 著者
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渡辺 健
中村 麻美
石田 哲也
渡邊 忠朋
- 出版者
- 公益社団法人 土木学会
- 雑誌
- 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) (ISSN:21856567)
- 巻号頁・発行日
- vol.78, no.1, pp.105-120, 2022 (Released:2022-03-20)
- 参考文献数
- 36
- 被引用文献数
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1
コンクリート構造物の様々な設計条件に対応するために,従来指摘されていた配合や外気相対湿度に加えて,混合セメント,骨材収縮ひずみおよび水掛かりの影響を入力可能な,コンクリートの収縮ひずみ予測式を構築した.予測式は,3次元材料-構造連成応答解析システムDuCOM-COM3に基づき定式化しており,構造物を想定した部材厚や,水結合材比の低いコンクリートも含めて,収縮ひずみの長期材齢への適用性を確保している点に特徴がある.また,高炉セメントコンクリート(B種)を用いた供用中のプレストレストコンクリート(PC)桁に生じているコンクリートのひずみおよびPCラーメン橋のたわみなど,コンクリートの収縮が一因とみられる現象が,予測式を用いて説明されることを確認した.