著者
小野 謙二 古賀 壱成
出版者
一般社団法人 日本計算工学会
雑誌
日本計算工学会論文集 (ISSN:13478826)
巻号頁・発行日
vol.2020, no.1, pp.20201004, 2020-11-09 (Released:2020-11-09)
参考文献数
32

コンピュータ、観測、シミュレーション技術などの進歩により大量のデータが生成される時代になり、データに含まれる意味や知識をえることがますます重要になっている。この論文では、与えられたデータをシンボリック回帰問題として記述し,支配方程式を見つけるプロセスを構築した。提案手法では、遺伝的プログラミングに「偏微分関数」を導入して偏微分方程式を自動生成し、生成された方程式とデータを比較評価して誤差の少ない方程式を自動抽出する。数値実験を行い、流体シミュレーションデータから支配方程式を推定し、提案手法の有効性を評価した。その結果、元の方程式が高い確率で得られ、提案された方法がデータを表すための有用なモデルを見つけるための有効なツールになることがわかった。

言及状況

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この資料は良いですね。冒頭を読めば、講演会で気になった「シンボリック回帰」の歴史や分類を日本語でザックリ掴めそうだ。私の業界だと、データの裏に潜む物理現象を方程式で扱いたい欲求が常にある。 遺伝的アルゴリズムによる支配方程式の推定 https://t.co/kv3YI3pWeX
遺伝的プログラミングによる支配方程式の推定 https://t.co/uNWKKQfJ46

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