著者
西川 開
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.123-126, 2019-03-15 (Released:2019-06-01)
参考文献数
16

本発表ではデジタルアーカイブの制度分析の方法論として「知識コモンズ(Knowledge Commons)」研究と呼ばれる領域で系統化されている方法を用いることを提案する。知識コモンズ研究は、自然資源の管理制度に関する研究領域である「コモンズ」研究から派生した領域であり、「知識」(文化情報資源に相当する概念)のガバナンス・メカニズムを実証的・帰納的な方法で明らかにすることを目的としている。発表内容として、まず「制度」という概念の複合性を指摘し、デジタルアーカイブと(知識)コモンズ研究の関係を示し、知識コモンズ研究の前身であるコモンズ研究と照応しつつ知識コモンズ研究の概要および同方法の詳細を明らかにする。最後にデジタルアーカイブ研究における同方法論の意義を考察する。

言及状況

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今年のデジタルアーカイブ学会誌。デジタルアーカイブの制度分析をMadisonら分析フレーム使うのは、数年前に私が修論で(少し)やっていたので、どっかに論文出しておけばよかったと割とショックを受けている。なお、邦語重要文献をスルーしたのはなぜだろうか。 https://t.co/LTkzKFyexD

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