著者
佐藤 翔輔
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.222-226, 2021-10-01 (Released:2021-11-15)
参考文献数
16

災害研究・災害科学の領域では、「災害を語る」ことの意味や効果について、真に検証されていなかった。本稿では、これまで筆者が「災害対応経験を語ること」の意味や効果について実証的に検証してきた内容を紹介する。1つめは、宮城県庁職員における東日本大震災発生以前の災害対応経験の継承事例をもとに、語り合いの効果を定性的に検証した事例を示す。2つめは、震災語り部の語りを受けた聞き手におよぼす生理反応・心理反応・記憶量の変化を実証した実験研究の事例を示す。最後に、これらのエビデンスにもとづいて実践されている東日本大震災発生後の宮城県庁職員における継承の実装事例を紹介する。

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東日本大震災 #津波 震災 語り部さん✅有害論?を述べる専門外のクソ大学教員どもは佐藤翔輔 准教授の研究実績を先ず確認するべきであろう⚠️ 2021年『科学的エビデンスにもとづいて「災害を語る」意味と効果を考える』 東北大学 災害科学国際研究所 佐藤翔輔 准教授 https://t.co/1mbirX92da
東日本大震災 #津波 震災 語り部さん✅に関する実証研究。#オーラルヒストリー ✅ 2021年『科学的エビデンスにもとづいて「災害を語る」意味と効果を考える』 東北大学 災害科学国際研究所 佐藤翔輔 准教授 https://t.co/1mbirWRrlC
「語り部を続けるうちに自分の記憶が改竄(美化・正当化・誇張)されていく危険性がある」ってのは事実だと思うけど、だからといって一概に「映像記録の保存・公開と客観的な解説の組み合わせにするべき」だとも言えないと思うんだよな https://t.co/oESPLBEJf2
「デジタルアーカイブ学会誌」 2021年第4号 [特集:オーラルヒストリー]科学的エビデンスにもとづいて「災害を語る」意味と効果を考える. 佐藤 翔輔 https://t.co/bF3F7dIkKv

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