著者
深見 俊崇 森永 遥香
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.47-53, 2021 (Released:2021-10-24)

探究的な学習の過程における「課題の設定」の問題解決への示唆を得るため,日本の総合的な学習の時間と海外の”inquiry-based learning”の実践事例を収集し,そのモデル化を図った.海外では,研究的な実践として「結論」を導くことに焦点化されており,児童・生徒が専門書等の資料を読解したり,彼らの役割やシナリオを明確化する「ストーリー」が重視されたりしていた.一方,日本では,児童・生徒が課題を設定する際の自由度の高さや教師の取り得る指導の選択肢の幅広さが認められたが,それは指導の困難さにもつながっていた.

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@nin222 横から失礼します。高等教育における探究的な学びを研究している院生です。海外の文献を踏まえた以下の研究報告が参考になるかもです。 https://t.co/Bva4go3Zil
日本と海外のinquiry-based learningのわかりやすい比較 日本→課題設定の自由度の高さ、それ故の指導の困難さ 海外→科学的実践の重視、それ故の「結論」導出への焦点化と、役割やシナリオを明確化する「ストーリー」の重視 https://t.co/GovvHLPAZE

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