著者
江澤 雅彦
出版者
日本保険学会
雑誌
保険学雑誌 (ISSN:03872939)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.610, pp.610_1-610_16, 2010-09-30 (Released:2013-04-17)
参考文献数
11

米国の住宅バブルを前提としたサブプライムローン・ビジネスにおいて,住宅ローン債権の証券化は,そのリスクを国境,業態を越えて拡散させ,またハイ・レバッレッジ経営はその拡散スピードを増加させた。そしてバブルの崩壊=住宅価格の下落により,AIGは,証券化商品の価値下落,CDS取引にもとづく保証金の請求急増という状況の中,準国有化に追い込まれた。またそうした米国発金融危機は,わが国の生保事業にも資産運用環境の悪化をもたらし,さらに商品販売においては特に変額年金保険の分野で問題を生じさせた。

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金利上昇でキャッシュフローテクノロジーズという名のサラ金とか出てきそう。ファクタリングとか含め、流動資産に苦労するところは安値で売却か高金利での借入を乱発して景気を冷やし込んでいくんだろうなぁ。 歴史から。 https://t.co/VzJWEZXoiY
【韓国保険学会報告】 金融危機とわが国の生命保険事業 江澤雅彦 米国の住宅バブルを前提としたサブプライムローン・ビジネスにおいて, 住宅ローン債権の証券化は,そのリスクを国境,業態を越えて拡散させ,ま たハイ・レバッレッジ経営はその拡散スピードを増加させた。 https://t.co/h7Kc3PPxK4 https://t.co/18AFLElRFa
リーマンショック関連 AIG https://t.co/WnnMBlRkg7

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