著者
石川 達也 犬飼 道雄 森元 真理江 田中 真紀 藤田 久美子 西山 武 西山 剛史 梶谷 伸顕
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.1203-1206, 2017 (Released:2017-08-25)
参考文献数
13

【目的】高負荷運動療法施行が困難である超高齢者のサルコペニアに対して、栄養療法+低負荷運動療法を行い、プロトコールの安全性と身体に与える影響について検討した。【対象及び方法】栄養状態良好でサルコペニアと診断された76名のうち、高負荷運動療法施行が困難と判断し、栄養療法+低負荷運動療法を実施した23名を後方視的に検討した。週3回3か月間栄養療法+低負荷運動療法を行い、栄養状態や身体能力の評価を行った。【結果】完遂率91.3%、運動療法中断率5.2%、運動療法後栄養療法不能例はなかった。歩行速度、Timed Up and Go (TUG) 、Short PhysicalPerformance Battery (SPPB) で有意に改善した。【結論】栄養療法+低負荷運動療法は安全に行えたが、効果は限定的であった。

言及状況

外部データベース (DOI)

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低負荷でも身体機能は改善する! 引用元: https://t.co/20cKi1cgVM #高齢者 #低負荷 #筋トレ #栄養療法 #フレイル #サルコペニア #訪問看護ステーション #訪問看護 #訪問リハビリ #在宅医療 #リハビリ #リハビリ訪問看護ステーション蕾… https://t.co/vCIDXid9HY
超高齢者における栄養療法+ 低負荷運動療法の後方視的予備的検討という石川先生の論文です。全文読めます。比較群のない症例集積での前後比較ですので、強いことは言えませんが、サルコペニアに対するリハ栄養が有用な可能性があります。 https://t.co/d6U6X8hbmw

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