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「有機」「無機」は江戸時代の終わり頃に学者が海外の書物を翻訳するために作った言葉です。作ったのは川本幸民(1810-1871)とされています。川本幸民がどのような考えでこの言葉を作ったかは不明ですが、宇田川榕菴(1798-1746)が植物に関連して「機性体」「無機性体」という語を使っていて、その影響を受けたのではないかという指摘があります。
(参考)
https://www.jstage.js ...
▷ 有機物と無機物でいう「機」とは何か?「炭素=機」なのか
「炭素=機」ではありません。
元々は炭素原子の有無ということではなくて、「生命の働きでつくられる物質=有機物」「生命の働きがなくてもできる物質=無機物」として分けていたのが由来です。
日本語で、生物のことを「有機体」ともいいます。
ところが、フリードリヒ・ヴェーラーが、無機物であるシアン化合物とアンモニアから白色結晶を作り ...
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