著者
細矢 治夫
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.782-785, 2000-12-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
4

電子が発見されたのが百年前だから, 科学者が原子や分子の存在を実証的につかんだのも百年前である。更にその後誕生した量子力学とエレクトロニクスの助けを借りて, 20世紀の化学は大きく発展した。自然科学や社会の中での化学の重要性と役割は, 原子や分子の実体を知らなかった化学の祖ラヴォアジェーが考えていたものよりはるかに大きい。世間の人の化学に対する認識もここまで上げる必要がある。こういう見方で, 化学だけでなく, 20世紀の諸科学や技術の発展を評価することができる。

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@temottio その分野に精通していので詳しくは精通してませんが、量子力学の理論から分子の大きさを設計して形にしたことになるのかな。物理と化学の分野を横断して融合したものなんで、まあすげーなと。 前提になる歴史はこういうのあるので一読ください。 https://t.co/S6E5liZQUt

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