著者
瀧本 真徳
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.30-33, 2014-01-20 (Released:2017-06-16)

硫黄(S)は火山周辺などの自然界から,単体としてほぼ純粋な形で得ることのできる元素の一つである。単体の硫黄は,古くより火薬の原料,マッチの着火燃焼剤,燻煙殺菌や皮膚軟膏の原料として用いられてきた。また,含硫黄有機化合物として,植物や我々の体内にも存在する。この,含硫黄有機化合物は現在の抗生物質が登場する以前には感染病の化学療法にも用いられていた。本稿では,硫黄の用途や,身の回りに存在する硫黄化合物について化学的な視点から紹介と解説を行う。

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瀧本真徳「硫黄と私たちの生活」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/62/1/62_KJ00009159515/_pdf/-char/ja 右上に化学反応式があります。 2KNO₃ + S + 3C → K₂S + N₂ + 3CO₂ 10KNO₃ + 3S + 8C → 2K₂CO₃ + 3K₂SO₄ + 6CO₂ + 5N₂ 他 ...

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