著者
石井 充 鷹合 大輔
出版者
一般社団法人 CIEC
雑誌
コンピュータ&エデュケーション (ISSN:21862168)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.49-54, 2019-12-01 (Released:2020-06-01)

情報工学科におけるICT教育において,OSとプログラミングは重要事項である。現在,これらの内容を教育する際には,UNIXやC言語といった,長い歴史を有し高度に発展したものを用いることが多いが,これらは完成度が高いがゆえに理解が困難になっている側面がある。本稿では,こういった問題を克服する取り組みとして,1970年代に実際に現場で使われたOSとプログラミング言語であるUNIX第一版と初期のC言語を用いた教育を紹介する。これらを通じて,学生は,現在は複雑化したUNIXやC言語も当初は簡素なものであったことを理解し,ある程度の親しみを感じると同時に,現在のOSやC言語の有用さを感じることができるようになったことを示す。

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