著者
白水 浩信
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.78, no.2, pp.162-173, 2011-06-30 (Released:2017-11-28)

本稿は、教育(education)の原義を能力を引き出すこととする語源解釈から福祉との連携を図る言説を批判的に検証するものである。人間をその能力において把捉し、国力の増大、社会的福祉の増進を目指そうとする統治言説の系譜は、西洋では近代ポリス論にまで遡りうる。教育と福祉を接合するこの基本的視座を克服すべく、教育の語源を歴史的に再検討し、それが食に支えられた養生の営みであったことを明らかにする。

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続:食料運搬仮説 ・直立二足方向で前脚が自由になれば入手した食料をより沢山・確実に持ち帰り分配することが出来る ⇒興味深い論説 白水浩信2011『教育学研究』78(2)

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