著者
原田 規章 中本 稔
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.167-171, 1997-06-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
5

医学部入学者318名を対象に, 入試における面接評価点と留年・退学, 医師国家試験 (以下, 国試) 合否との関連を検討した.一般入試では面接評価の低い者に留年の発生率が高いことが明らかに認められ, とくに面接評価点が11点以下では12点以上の学生に比べて学生あたりの平均留年年数が3倍以上であった. これは現役入学生に限定しても同様であった. 推薦入試では面接評価と留年・退学, 国試合否との関係は明確でなかった. これには選抜効果を考慮する必要がある. また, 留年経験者は国試不合格率が明らかに高いことが認められた. 今後, 面接方法の改善をはかるとともに一般入試においても面接評価をより積極的に取り上げる必要があると考える.

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そりゃ、人気病院で第1志望が定員以上なら影響する、つまりマッチングには悪影響を及ぼす だって、留年者とストレート卒業者では国試合格率は違うから、国試落ちで研修医採用に穴が空くのは痛いからね かなり古い論文だけど、https://www.jstage.jst.go.jp/article/mededjapan1970/28/3/28_3_167/_pdf には「 留年経験者は国試不合格率が明らか ...

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