著者
大谷 道輝
出版者
日本医真菌学会
雑誌
Medical Mycology Journal (ISSN:21856486)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.J35-J41, 2017 (Released:2017-05-31)
参考文献数
7
被引用文献数
1

高齢者では足白癬の罹患率が高く,同居している家族への感染等を考慮すると,皮膚科を受診して適正な治療が望まれる.足白癬の治療では,処方せん調査から約90%が皮膚外用剤のみの外用療法となっている.高齢者の足白癬の外用療法では,高齢者の皮膚が若年者にくらべ,表皮が薄く,角質層の隙間が多く,刺激に弱いことを忘れてはならない.足白癬に用いられる皮膚外用剤は吸収を考慮してクリームが主体であるが,軟膏,ローション,スプレーなど多くの剤形が揃っている.一般に軟膏やクリームにくらべ,ローションやスプレーなどの液剤は刺激が強いことから,高齢者では副作用に注意する必要がある.また,皮膚外用剤はアドヒアランスの悪い剤形であり,患者の嗜好も考慮することが大切である.最近では抗真菌活性が高く,1日1回の製剤が頻用されている.皮膚外用剤の副作用では接触皮膚炎によるかぶれの頻度が最も高く,主薬だけでなく,添加物にも注意が必要である.具体的には,先発医薬品から後発医薬品への変更や,クリームからローションへの剤形の変更,スイッチOTC薬の使用などでは組成を必ず確認する.

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