著者
駒形 嘉紀
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.102, no.10, pp.2639-2644, 2013-10-10 (Released:2014-10-10)
参考文献数
10
被引用文献数
1

血球貪食症候群は,骨髄などにおいて活性化された組織球が自己の血球を貪食する病態で,別名血球貪食性リンパ組織球症とも呼ばれる.うち自己免疫疾患に伴うものをマクロファージ活性化症候群と呼び,サイトカインストームと呼ばれる炎症性サイトカインの異常産生により,発熱・高フェリチン血症などの臨床症状を呈する.しばしば重症となり致死的な経過をたどるため,ステロイドなどによる強力な免疫抑制療法が必要である.

言及状況

外部データベース (DOI)

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https://t.co/jUjrGgDhT6 HPSとMASの違い。 どちらも骨髄でサイトカインに刺激されたマクロファージが自分の血球を攻撃する病態だけど、 免疫機序がかかわると、マクロファージ活性化症候群(MAS)とのこと。
※長期組とサイトカインストーム3 膠原病とサイトカインストームについて分かりやすく書いてある論文だが、コロナによるサイトカインストームを理解する上でも有用 https://t.co/9L2p2v3sF4
マクロファージ活性化症候群(macrophage activation syndrome; MAS):血球貪食症候群のうち自己免疫疾患(特に炎症)を伴う症候群.サイトカインストームにより,発熱・高フェリチン血症などの臨床症状を呈する.NK細胞の機能低下を伴うことが多い https://t.co/IjLya1PaLh
@PicassoPica5151 ワクチン接種によるサイトカインストームと関係していないでしょうか? https://t.co/lctYEwEHjE
自己免疫疾患に伴うものをマクロファージ活性化症候群と呼び, サイトカインストームと呼ばれる炎症性サイトカインの異常産生により, 発熱・高フェリチン血症などの臨床症状を呈する. しばしば重症となり致死的な経過をたどるためステロイドなどによる強力な免疫抑制療法が必要 https://t.co/IXYv90JWpS

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