著者
田中 逸
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.102, no.4, pp.931-937, 2013 (Released:2014-04-10)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

生理的な日内リズムは視交差上核の中枢時計と全身の末梢時計が同調して形成されている.エネルギー代謝もこのリズムで規定され,栄養学に日内リズムの概念を組み込んだ学問領域が時間栄養学である.糖尿病の食事療法は1日のエネルギー量と栄養バランスが適正でも,遅くて多い夕食や夜食,1日2食で遅くて多い朝昼兼用食などは時間栄養学的に不利と思われる.時間栄養学の視点に立った個別的な食事療法は血糖改善に有用である.

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朝はコルチゾールレベルが高く血中遊離脂肪酸も多いため、インスリン感受性が低くなる。早めの朝食をとると、それを速やかに改善し、結果的に血糖値が一日で安定しやすく高血糖を防げる。 時間栄養学を応用した糖尿病の食事療法 田中 逸 https://t.co/RnXVHmpiQq
https://t.co/GCfLUDoKTH 日本内科学会雑誌第102巻第4号 平成25年4月10日 解釈間違ってたらごめんな

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