著者
岩本 直樹 川上 純
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.103, no.7, pp.1564-1569, 2014-07-10 (Released:2015-07-10)
参考文献数
9
被引用文献数
1

生体は,正常では免疫寛容とよばれる機構により自己抗体の産生を回避しているが,何らかの要因によりその機構が破綻した場合,自己抗体が産生される.その破綻の機序についてはいまだ不明な点が多いが,AIRE遺伝子の異常や,アポトーシスの異常,制御性T細胞の異常,外来抗原との分子相同性機序などいくつかの機序が想定されている.自己抗体産生機序の解明は自己免疫疾患の制圧につながり,その解明が期待される.

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脳幹の構造問題なら男女差が説明付き難い(女は特有の何かがあるかもだけど)んだよなー 一方免疫疾患のリウマチは女性の方が多いことが知られ難解な点も共通。 自己抗体なら基本は治療薬出るまでは民間療法的なものが主体になる。 ただ待って過ごすことは性格上できないなぁ https://t.co/NrGj70y3d1
I.病態の基礎 1.自己抗体の産生機序 https://t.co/B3OnU14kPM

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