著者
神田 龍身
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.39, no.12, pp.29-46, 1990-12-10 (Released:2017-08-01)

物語の主人公の世代交替を円滑にするシステムとしての「男色」の持つ意味について考えてみた。一言でいえば、「暴力」排除のための「男色」ということになる訳だが、物語個々において微妙な差があり、それを分明にすることに論のポイントを置いてみた。また、物語文学史総体の中で、かかる鎌倉物語がいかなる位置を占めるのか、一応それをも測定してみた。

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ジャニーズの件は単純に個人資質で纏める問題じゃないだろうなあと薄々。歌舞伎役者のことを含めて、性的指向差別を助長する材料になることも心配。 神田さんの「方法としての「男色」……」 https://t.co/5RIdvx3njf が出たとき、霊長類のマウンティングと一緒ですね、と話したのを思い出す。

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