著者
稲冨 徹
出版者
日本大学医学会
雑誌
日大医学雑誌 (ISSN:00290424)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.38-40, 2012-02-01 (Released:2013-11-01)
参考文献数
3
被引用文献数
1

災害時の皮膚疾患としては,救命に関わるものの他,復興に時間がかかる場合には,被災者の Quality of Life (QoL) を重視する観点から,災害後の慢性皮膚疾患のケアも重要になる.2011 年 3 月に発生した東日本大震災では,震災前に行われていた訪問診療体制の再建を含め,慢性疾患患者の診療に対する希望が強かったため,日本皮膚科学会では 2 ヶ月にわたり宮城県での診療ボランティア活動を行い,一定の成果を上げた.しかし立ち上がりが遅かったこと,現地でのマネージメント体制が不備であったこと,地元医療機関との連携がうまくいかなかったことなどが課題として残った.

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東日本大震災当時、 化粧品を持ち被災地に伺いました。 当然ですが被災した方々の肌状況は、 お一人お一人違いました。 “お一人お一人の声をきく” その大切さを素直に感じ、 あの頃を思い出しました。 https://t.co/6u3cwmYdkj
宮城県での医療コネクションが欲しい! だれか宮城県での医療にかかってる方教えてほしいです

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