著者
秋山 千枝子 昆 かおり 堀口 寿広
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.284-288, 2008-07-01 (Released:2011-12-15)
参考文献数
9

発達障害児の状態に対する保護者と教師の認識の共有化を手助けする目的で, 特別支援教育制度で提案された判断基準などを参考に, 子どもの状態を知るための質問紙を作成した.「子ども相談室」を受診した45人の子どもについて, 保護者と教師が同じ質問紙に回答した. 保護者の回答では不注意に関する項目で, 教師の回答では多動と対人的なコミュニケーション能力の問題に関する項目で「問題がある」とする回答が多かった. これら3つの特徴を, 保護者と教師の認識に「ズレ」が生じやすい領域ととらえ, 重点的に情報を収集し診断と支援に活用すべきである.

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@naosouhattatus1 すごいものを見つけました。 → https://t.co/a7A3OqpAkH 親御さんと、教師とで、認識が大きく違う。 しかしながら、調べると教師がいかに子供を特別支援に誘導するかのマニュアルだらけですよ。 酷い。

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